オオスギ ユカ
  大杉 由香   スポーツ・健康科学部 スポーツ科学科   教授
■ 標題
  「視点 経済史研究の現状と将来」
■ 概要
  西洋経済史・アジア史の観点を通して見えてくる日本経済史の問題としては、①英国をはじめとする欧米での経済史の方法論や新説にとらわれやすいこと②アジアの経済史が発展途上ということもあって日本のアジアにおける特殊性のみが強調されがちであること③アジア史に対する無知が挙げられる。本稿ではこうした隘路打開の方策として、大塚史学をはじめとする、日本でかつて有力であった分析方法を単に捨て去るのではなく、それらを見直しながら欧米での新潮流との噛み合わせをすること、さらにアジア史研究をしているアジア人研究者との交流が必要な事を述べた。
  単著   大東文化大学『東洋研究』   大東文化大学東洋研究所   (第157号),p.33-p.48頁   2005/11


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