オオスギ ユカ
  大杉 由香   スポーツ・健康科学部 スポーツ科学科   教授
■ 標題
  「社会科学の今日的課題-歴史学と社会保障論の観点から-」
■ 概要
  現在、社会科学はインタ-ネット等の発達による情報化から、より一層情報を選別する能力が問われているが、実際は情報洪水に溺れがちで、かつマルクス経済学、近代経済学といったかつての研究分析方法も見直しを迫られている。本稿では筆者が専攻している歴史学と社会保障論が情報をどのように取り扱っているのか、両者が抱える対照的な問題点を考察したうえで社会科学が最早未来を展望するにあたっての材料を提供できていないということを指摘した。社会科学を再構築させるにあたって社会科学者に何が要求されるのか、社会科学者の条件と責務にも触れた。
  単著   『大東文化大学経済学部創設60周年記念論文集』      1999/03


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