オオスギ ユカ
  大杉 由香   スポーツ・健康科学部 スポーツ科学科   教授
■ 標題
  「明治・大正期におけるたばこ産業の労働環境-スペインたばこ産業との比較もふまえて-」
■ 概要
  本稿では明治・大正期のたばこ産業が他産業と比べて労働日数や労働時間で恵まれているにもかかわらず、雇用流動性が高かった理由として①現地採用・自宅通勤のため、自宅を拠点に職探しが容易であったこと②特に女性の賃金が他産業より低かったことを実証した。そしてスペインたばこ産業における労働条件に触れ、スペインでは解雇は労働能力が衰えてもありえず、福利厚生が充実しており、かつたばこ職工になれば、子孫の就職まで心配のなかった実態を明らかにして日本との比較を行った。
  単著   『TASC monthly』368号、たばこ総合研究センター編・発行、p.4-p.10      2006/08


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