オオスギ ユカ
  大杉 由香   スポーツ・健康科学部 スポーツ科学科   教授
■ 標題
  「福祉資格試験に関する問題-何のための、誰のための試験制度改革か-」
■ 概要
  現在、福祉資格試験制度は国家資格である介護福祉士でさえ、現場の労働者の声を反映したものになっておらず、今後は研修時間延長による受験資格取得が困難になることが予想される一方、受験日が未だに年に1日だけといった問題をはらんでいる。結局、研修時間延長によって試験制度改革は現場の労働者でなく福祉教育団体やその関係者を益する形となっている。なおこの傾向は公的資格・民間資格では一層顕著になっており、福祉住環境コーディネーターの事例を取り上げて分析を行い、実学と虚学のバランスを福祉教育の中でいかに取るべきかを模索した。
  単著   『大東文化大学紀要』(社会科学)   (第47号),p.197-p.207頁   2009/03


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