オオスギ ユカ
  大杉 由香   スポーツ・健康科学部 スポーツ科学科   教授
■ 標題
  「歴史学における、写真・映像-高度情報化と文書偏重主義の狭間にある盲点を考える-」
■ 概要
  歴史学においては写真や映像が副次的な位置付けに置かれ、文書偏重主義が強い傾向がある。他方、写真や映像は編集によって真実をフィクション化しかねない側面があり、それが文書偏重主義に拍車をかけている部分がある。しかし文書と映像の統合的研究を進める必要があり、その理由としては近現代史においては実証性の強化につながること、かつポスト・モダンの歴史学の不可知論を論駁する意味もあるうえ、写真集や映像の客観性を強めることにもなると述べた。
  単著   『大東文化大学紀要〈社会科学〉』   (第45号),p.115-p.125頁   2007/03


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