オオスギ ユカ
  大杉 由香   スポーツ・健康科学部 スポーツ科学科   教授
■ 標題
  「死亡統計から秋田市民の生活を考える-求められる行政的対応とは何か-」
■ 概要
  1981年から2000年までの死亡統計を分析して秋田市民の医療・生活を考察した論文。県外人のみならず、秋田県人でも秋田県と秋田市を混同しているきらいがあるが、秋田市では医師率・病床率が県を上回っているだけでなく、全国平均よりも高く、恵まれた条件にあることを示した。しかし他方で秋田市は県全体と比べ、経済危機には脆く、98年以降の不況で収入が激減し、そのことが共働きの増加・夫の家庭的地位の低下・酒の消費量減少・自殺率の上昇につながったことが明らかになった。本稿ではこうした事態に対し、市がNPOとの連携によるまちづくりから行うべきであると指摘した。
  単著   『秋田市史研究』13号、秋田市、p.25-p.40      2004/07


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