ヤマモト ヒロコ
  山本 裕子   法学部 法律学科   教授
■ 標題
  「入札談合における包括的・抽象的合意」
■ 概要
  米軍基地の電気通信設備工事の入札において、業者間の親睦を目的とする会合で形成された抽象的合意が独禁法2条6項の不当な取引制限に該当するとされた事例に関する判例評釈である。独禁法の基本的論点である不当な取引制限の成立と関連して、本件では独禁法違反行為の終了時を同業者間の親睦団体の解散時と推定することによって、本件審決取消訴訟の原告である事業者に対して課徴金の納付を命ずることを可能にする理論構成をとった判旨であることを指摘している。
  単著   『ジュリスト』1146号 110-113頁   (1146),110-113頁   1998/11


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