ヤマモト ヒロコ
  山本 裕子   法学部 法律学科   教授
■ 標題
  「Bailout or Bankruptcy:企業の経営破綻に対する政府の介入」
■ 概要
  私企業の経営破綻に対する政府の介入について過去の事例を類型化して検討し、事業活動に対する政府の規制・介入によって企業の自主的な経営が妨げられたことの代償として企業の経営破綻時にも政府の介入を容認するという過去の理由付けは、現在では認められる余地がほとんどないことを指摘する。さらに、消費者に自己責任を問う前提となる情報開示は、競争制限的規制の緩和を促進し、事業者に対する政府の監督権の行使に関する国民の監視の手段ともなることを示唆する。
  単著   『横浜国際開発研究』第2巻第1号 113-128頁      1997/07


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