ダレン マクドナルド
  ダレン マクドナルド   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  大学生の就職活動に関する一考察
■ 概要
  日本の大学生が、今日の日本ならびに世界の不安定な経済状況のもとで、彼らが自分たちが社会人になるための雇用について、どのように就職活動しているのかは度々社会問題にもなっている。本論文は、質問紙法により大学生たちがどう就職活動を考え行動しているのか、また、就職活動についていかなる「思いをめぐらしているのか」に焦点を当てた。
彼らは、4年間の学生生活の中で仕事を探すことに大変な困難さにぶつかっている。
本調査は、次の3点について質問を絞り、東京、千葉地区の2つの私立大学の208名の学生から回答を得た。
(1)人生の中で仕事の占める割合について、彼らがどの程度考えているか?
(2)学生が就職活動をする前の準備段階について、学生自身の自己評価・満足度につい  て
(3)就職活動の中で内定をとるには、何が重要なのかと考えているのか?
本論文の中では、学生の就職活動にとって重要な点について幾つかの点について示唆した。
これから大学および学生自身が就職を決めるため、今後とるべき注意点を含んでいる。その幾つかは、
:学生が入学初期から仕事について考え・討議する機会を多く設け、自己確立することによって人生の中で自分の夢をどう描いたらよいのか。
:入学時から大学での学習が自分の職業生活にとって非常に大切であることの認識を持たせる
:大学が学生の未来の仕事とキャリア形成に十分なサポートをすること
大学と学生のこうした積み上げが、学生たちが責任ある社会人として旅立つ一助になるのである。

                 キーワード
就職活動、内定、学習と職業経歴、キャリア・プラン、個性教育

  花岡正夫、林リレイ
  共著   経営論集   大東文化大学経営学会   (25),57-75頁   2014/03


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