クリスティアン W シュパング
  クリスティアン W シュパング   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  ドイツ地政学と戦時下の日本の大東亜共栄圏理論
■ 概要
  カール・ハウスホーファーは、1909年~1910年バイエルン軍事オブザーバーとして日露戦争に勝利した日本に留学、後に地政学者に転じルドルフ・ヘスらを指導した。1937年、息子のアルブレヒト博士は来日中閑院宮・廣田弘毅・東郷茂徳・小磯國昭・小磯國昭・菊池武夫ら多くの要人と会談している。カール・ハウスホーファーの思想は日本の地政学発展、また大東亜共栄圏理論に影響を与えた。彼は日本の軍拡の理論と実践に関わる日独の媒介者と言えるが、一方その地政学や大陸ブロック概念は日本留学経験が基礎となっていた。第二次世界戦後、彼はナチスとの関係があったからA級戦犯に問われ、1946年3月、妻とともに自殺した。その死は乃木希典の殉死を意識したとも言われている。
  単著   日本と東アジアの未来を考える委員会(奈良県編)、『日本と東アジアの未来を考える』   奈良県編   2,673-700頁   2015/03


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