クリスティアン W シュパング
  クリスティアン W シュパング   外国語学部 英語学科   教授
■ 標題
  Der G8-Gipfel von Heiligendamm: Anspruch und Wirklichkeit dies- und jenseits des Sicherheitszaunes
■ 概要
  短い序章の後1975年の最初のG6サミットから2007年のG8サミットまでの略史を説明しています。第三・四章は論文の本文です。第三章では反グローバリゼーションとアメリカ同時多発テロ事件(9月11日の事件)について論じています。反グローバリゼーションの民間団体(NGO)は例としてATTACというNGOのアプローチやメンバーを紹介し、反対グループの連立について解説しています。保革共存の連立でしたので共通点または「最小公約数」は「批判」だけでした。抗議活動は印象深いものでしたが、様々な違う目的を持っていたので、中立的な一つの世界政策(Weltpolitik)としての代替ルートを示せませんでした。第四章ではサミットの結果と政治家やNGOのコメントを紹介し、評価を加えます。それぞれが自分達のパフォーマンスに満足していましたが、世界政策や温暖化に対しては具体的な進歩がありませんでした。G8のリーダーとNGOの間の劇場型論戦になり、思想の中身よりもメディアに受けることが大きな目的となってしまいました
  単著   ドイツ研究   日本ドイツ学会   42,138-155頁   2008/03


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