ヤマダ トシユキ
  山田 敏之   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  個人レベルの双面性メカニズムとイノベーション創造:組織文化、双面的リーダーシップ、内発的モチベーションの役割
■ 概要
  本稿は、個人の双面的行動が生起されるメカニズムについて、組織文化、双面的リーダーシップ、内発的モチベーションの役割の視点から解明した。アンケート調査に基づく1111名のデータによる実証分析の結果、以下のような知見が得られた。個人の双面的行動は個人のイノベーション創造の源泉となること。組織のエンパワーメント文化は、個人の双面的行動を直接ではなく、内発的モチベーションを媒介して間接的に喚起していること。一方、組織の知識共有文化は、個人の双面的行動や内発的モチベーションを喚起しなかったこと。双面的リーダーシップは個人の双面的行動を直接喚起すると共に、内発的モチベーションを媒介し間接的に喚起するという2つの機能を果たすことである。
  山田敏之
  単著   経営論集   大東文化大学経営学会   42・43,131-152頁   2022/03


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