ヤマダ トシユキ
  山田 敏之   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  書評 オライリー&タッシュマン著『両利きの経営:「二兎を追う」戦略が未来切り拓く』
■ 概要
  本稿は、オライリー&タッシュマン著『両利きの経営:「二兎を追う」戦略が未来切り拓く』に関する書評である。最初に本書の主題を明らかにし、本書の構成と内容を概観した。その後、本書の評価を提示した。本書の貢献として、両利きの経営の理論的な枠組みや背景を明確に規定している点、両利きの経営における豊富な事例から導かれた実務的含意が多数提示されている点が挙げられる。一方、本書の問題点として、分析の視点が組織レベルの構造的側面にやや偏重している点、両利きの経営の個人レベルでの分析が不十分な点、両利きの経営を実現するリーダーの役割として、トップのリーダーシップに偏重している点を指摘した。
  単著   戦略研究   芙蓉書房出版   (29),147-153頁   2021/10


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