ヤマダ トシユキ
  山田 敏之   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  ダイナミック・ケイパビリティと企業業績:先行研究、構成要素、統合モデル
■ 概要
  本稿は、DCと企業業績の関係性について、先行研究の議論を踏まえ、実証研究のための概念モデルの構築を目的としたものである。まずDCと企業業績との間に直接的関係を想定することの問題点を指摘した。これらの批判を通じ、本稿ではDCと企業業績の関係を、OCの更新を通じた間接的関係と捉え、そこに様々なモデレート変数を組み込むことで実証研究に向けた統合的な概念モデルを構築した。モデレート変数としては、外部環境要因(環境変化の激しさの度合い)と内部マネジメント要因(組織の構造的特性、経営戦略の方向性、DMC)を組み込んでいる。
  単著   大東経営論集   (第30・31合併号),217-236頁   2016/03


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