ヤマダ トシユキ
  山田 敏之   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  組織能力転換モデルの諸相:先行研究の検討と研究課題の抽出
■ 概要
  本稿は、組織能力転換に関する先行研究(学習ラダー・モデル、ケイパビリティ・ライフサイクル、ケイパビリティ再配置モデル)の検討を通じ、概念モデル構築の際に必要な理論的基盤と研究の諸課題を抽出したものである。検討の結果、①組織能力の転換メカニズムにおける学習プロセスの重要性、②組織能力の転換メカニズムに影響を及ぼす外部環境要因及び内部のマネジメント要因の存在、③進化経済学の範疇を超えた組織プロセスとマネジメントの役割についてのより深い考察の必要性、④コア・リジディティ回避のメカニズムをモデルに組み込む意義、⑤実証研究による概念モデルの検証作業の必要性、といった点が明らかにされた。
  単著   経営論集   (28・29合併号),195-212頁   2015/03


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