ヤマダ トシユキ
  山田 敏之   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  組織の倫理風土の定量的測定:Ethical Climate Questionnaireの日本企業への適用可能性の検討
■ 概要
  本稿は、VictorとCullenによって開発されたEthical Climate Questionnaire(ECQ)が日本企業の組織的な倫理風土を定量的に測定する指標として妥当性や有効性を持っているのか、それらに問題があるとするならば、どのような修正を行うべきであるのか、といった点を解明したものである。アンケート調査から得られた91社のデータを基に実証分析を行った結果、Victor and Cullen(1988)で提示された9つの理論モデルと整合する7つの倫理風土のタイプが抽出され、ECQは日本企業における組織の倫理風土測定のための指標としても概ね妥当性、有効性を有していることが明らかにされた。
  中野千秋、福永晶彦
  共著   日本経営倫理学会誌   (22),237-251頁   2015/01


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