ヤマダ トシユキ
  山田 敏之   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  書評 税所哲郎著『中国とベトナムのイノベーション・システム:産業クラスターによるイノベーション創出戦略【第2版】
■ 概要
  本稿は、税所哲郎著『中国とベトナムのイノベーション・システム:産業クラスターによるイノベーション創出戦略【第2版】に関する書評である。最初に本書の主題を明らかにし、分析枠組みと実証研究の特徴を述べ、本書の構成と内容を概観した。その後、本書の評価を提示した。本書の貢献として、丹念な実証調査に裏付けられた説得力のある含意が提示されており、イノベーション創出をクラスターという面で捉える点も有効であることが示された。一方、本書の問題点として、分析が静態的なレベルにとどまっていること、国ごとの産業クラスターの比較分析が不足していること、学術的な貢献部分がやや不明確であることを指摘した。
  単著   戦略研究   芙蓉書房出版   15,170-178頁   2015/01


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