ヤマダ トシユキ
  山田 敏之   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  製品イノベーションとミドルの役割-戦闘機開発の事例を中心として-
■ 概要
  本稿はアンケート調査のデータ分析および戦闘機開発の事例分析をもとに、製品イノベーションにおけるミドルの役割について議論したものである。製品イノベーションの実現では組織学習の役割が重要になる。組織学習の促進者としてのミドルは部下の創造性の喚起とコミュニケーターとしての役割を果たすことになる。現代の戦闘機開発のイノベーションにおける特徴は、①要素技術の特殊性・先端性、②異種技術融合の必要性、③マネジメントの複雑性としてまとめることができる。ここでもミドルの果たす役割は大きく、①部下の創造性の喚起、②相互調整力の発揮、③情報共有の促進、④学習の土壌づくり、という4点に集約された。
  ◎山田敏之、福永晶彦
  共著   実践経営   実践経営学会   (49),97-107頁   2012/07


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.