ヤマダ トシユキ
  山田 敏之   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  組織能力の本質とダイナミック・ケイパビリティ
■ 概要
  本稿は組織能力の修正や転換といった課題を分析する上で、ダイナミック・ケイパビリティの概念を適用することの妥当性について議論している。まず、組織能力が持つ2面性からその修正や転換の必要性を指摘した。次に、ダイナミック・ケイパビリティの源流に位置づけられる3つの研究の検討を行い、ダイナミック・ケイパビリティの根幹を形成する諸概念を明らかにした。最後に、ダイナミック・ケイパビリティの適用に関して①進化経済学の目的との齟齬、②ルーティンの重視、③経路依存性の強調、④組織能力の本質に関わる問題という4つの視点から議論し、その問題点を指摘した。B5版、総頁数96頁中18頁。
  単著   大東経営論集   第20号,pp.55-72頁   2010/10


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