ヤマダ トシユキ
  山田 敏之   経営学部 経営学科   教授
■ 標題
  組織能力の向上と促進要因の考察:三菱重工業における国産超音速機T-2開発の事例を中心として
■ 概要
  本稿は戦後航空禁止状態から20年弱で国産超音速機T-2開発の主契約企業となった三菱重工業における航空機開発の事例を歴史的に分析することで、特に製品開発に関する組織能力がいかに更新され、いかなる要因がそれを促進したのかを考察したものである。分析の結果、ライセンス生産と自主開発の相互作用を通じて組織能力が変化してきたこと、組織能力の変容を促進する要因として組織学習・組織間学習、組織風土、リーダーシップ、理念、意欲などの要因が存在することを指摘した。
  ◎福永晶彦、山田敏之
  共著   実践経営   No.47,pp.87-96頁   2010/08


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