モリ トシキ
  森 稔樹   法学部 法律学科   教授
■ 標題
  租税特別措置法66条の6の適用の有無等が争われた事例(グラクソ事件控訴審判決)
■ 概要
  タックス・ヘイブン税制の一部をなす租税特別措置法第66条の6については、その適用要件などをめぐって少なからぬ訴訟が提起されている。本論文は、東京高等裁判所平成19年11月1日判決の評釈を中心とするが、同判決における複数の争点のうち、租税特別措置法第66条の6第1項の解釈を中心に検討するものである(入手した判決に伏字が多かったためでもある)。同項については実質的帰属説と犠牲所得加算説との対立があるが、実質的帰属説を採ることの困難性を示し、犠牲所得加算説が妥当であることを述べる。
  単著   法学セミナー増刊・速報判例解説Vo.l. 3(速報判例解説編集委員会編、日本評論社)303~306頁      2008/10


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