ノセ モトコ
  野瀬 元子   文学部 歴史文化学科   教授
■ 標題
  観光振興組織が担うプレイス・メイキング ―オランダ・ユトレヒトおよびベルギー・ブリュッセルを事例として―
■ 概要
  ヨーロッパ諸国における観光振興は,観光だけに特化せずに,域内投資,雇用の促進を事業目的としたプレイス・メイキングを担う組織が取り組んでいる事例が見られる.また,基礎自治体やそれらが集まって構成される都市圏・地域圏の行政では観光を所管する部署を持たず,非営利組織を設立し,観光関連計画立案や各種事業を実施する事例もある.本研究では,観光振興組織のミッションとその内容,施策実施に必要な財源の確保の実態について,EU内で高い地域競争力を誇るオランダ・ユトレヒトならびにベルギー・ブリュッセルを事例に把握した.その結果,組織のミッションとして,ブランド力向上による地域の価値の伝播が目指されていることが明らかとなった.
  野瀬元子,古屋秀樹,崔瑛
  共著   日本観光研究学会第33回全国大会研究発表論文集 33   33   2018/12


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