オビ ジュン
  小尾 淳   国際関係学部 国際関係学科   准教授
■ 標題
  欧米におけるインドの宗教歌謡「キールタン」の受容と展開―音楽、ヨーガ、スピリチュアリティ―
■ 概要
  本稿は宗教文化研究として、伝統的な宗教離れによるスピリチュアリティへの関心の高まりを背景とした、欧米におけるインドの宗教歌謡キールタンの受容過程の2つの潮流を明らかにした。初期の受容は1960年代の対抗文化におけるヒッピーの若者らが中心となったのに対し、90年代にはインドの伝統的な「キールタン・ヨーガ」がヨーガの場で「再発見」され、多様な人々が実践するようになった。まとめとして従来のキールタンにはなかった「癒し」や「精神性の向上」といった新しい価値が付加されたことを指摘した。
  単著   大東アジア学論集   大東文化大学大学院アジア地域研究科   (15)   2015/03


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