ヒロエ ノリコ
  廣江 倫子   国際関係学部 国際文化学科   准教授
■ 標題
  「香港法院の裁判管轄-馬事件および居留権事件から-」
■ 概要
  本論文は、「一国両制」の構造を明らかにするために、中国の立法行為に対する香港法院の違憲審査権の限界を取り上げた。具体的には、香港基本法が返還後香港における憲法となる状況において、香港基本法の規定に全人代および全人代常委会の立法行為や決定が違反する場合、香港法院は香港基本法を根拠として違憲審査を行う権限を持つのかどうか、また違憲審査を行えない場合には、代わりにどのような制度によって香港基本法の規定が保障されるのかという視点から検討を加えた。
  単著   『一橋研究』第25巻第4号   25(4),81-97頁   2001/01


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