ナガヌマ サエ
  長沼 佐枝   経済学部 社会経済学科   准教授
■ 標題
  都心居住者の属性と居住地選択のメカニズム‐地方中核都市福岡を事例に‐
■ 概要
  ・地方中核都市福岡市において,実態が不明な都心居住者の住民像と彼らが都心居住を選択したメカニズムを,人口の時系列空間分析と個別アンケート調査から明らかにした.都心居住者が増加した背景には,都心における住宅ストックの拡大と少子化が大きく影響していた.都心では単身や核家族など小規模世帯が中心であり,子供の数はいても1人の世帯が大半であった.彼らは経済的には,郊外に住むことも可能であるが,居住面積と生活上の利便性を勘案した結果として,都心居住を選択している実態が明らかになった.
  ◎長沼佐枝・荒井良雄
  共著   地学雑誌   119,794-809頁   2010


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