ヤナセ トオル
  柳瀬 公   社会学部 社会学科   助教
■ 標題
  「計量テキスト分析によるメディア・フレームの探索的検討-『放射性セシウム汚染牛問題』の新聞記事を通して-」
■ 概要
  本論文では、「新しいリスク」の事例として「放射性セシウム汚染牛問題」を取り上げ、メディア報道が「新しいリスク」の情報を人びとに伝える際にどのように報道の枠組み、つまり、メディア・フレームを使用するのかを計量テキスト分析によって探索的に検討した。その結果、「放射性セシウム汚染牛問題」の新聞報道では、「現状」、「対策」、「原因」、「要求」、「被害」、「人体への影響」、「食品」、「原発事故」の8つのメディア・フレームが強調されていた。さらに、これら8つのメディア・フレームの出現数は、時系列で変化していたことが明らかになった。
  柳瀬公
  単著   『社会情報学』   社会情報学会   第1巻(2号),61-76頁   2012/12


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