ヤナセ トオル
  柳瀬 公   社会学部 社会学科   助教
■ 標題
  「放射線リスクに関する情報源と対策行動との関連-主婦を対象とした調査から-」
■ 概要
  本論文では、U.ベック(1986=1998)が指摘するような、人びとが自力で知覚することが困難であるという不可視な特徴をもつ放射線リスクに対して、どのように対処しているのか、その手がかりの一つとなり得る情報源と具体的な対策行動との関連を実証的に明らかにした。分析の結果、放射線リスクは主婦に広く認知されており、リスク情報への接触頻度が非常に高いことが明らかになった。また、主な入手ルートには、メディアを介して情報を入手するものと、パーソナルなコミュニケーションを通して伝達されるものの二つの異なった方向からの情報の流れがみられた。
  柳瀬公
  単著   『東洋大学21世紀ヒューマン・インタラクション・リサーチ・センター研究年報』   東洋大学21世紀ヒューマン・インタラクション・リサーチ・センター   第11号,85-91頁   2014/03


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.