ツカモト マサフミ
  塚本 正文   社会学部 社会学科   教授
■ 標題
  日本の観光税と観光行政
■ 概要
  本論文は我が国の観光税制が旅行者の現地での受益に見合う負担となるように設定されているのかという疑問に答えるため、UNWTOの示した基準に従い日本の観光税の分類をしたうえで、入域出域課税、宿泊税、入湯税などの実施例を確認しつつ特徴について調査をおこなった。そして、我が国の観光税制はまだ黎明期であり既存の税制の税収不足を補うことが優先され、税収の使途も必ずしも負担者の利益と一致するものではないことを明らかにした。さらに、今後は海外事例を参考にしつつ国内での徴税経験を生かして改善する余地が十分にあることを指摘した。
  単著   大東文化大学紀要   (58),207-222頁   2020/03


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