カクラ タケシ
  鹿倉 壮史   文学部 書道学科   特任講師
■ 標題
  金文における肥筆の分類について
■ 概要
  これまで体系的に扱われなかった「肥筆」を便宜上6種類に分類し、その分類ごとに具体例を字源を参考に挙げながら述べ、その出現傾向に触れた。肥筆になる線には、獣形、器形等、象徴として意図的に残したものや、人系の部分などに多用されていることを明確にし、肥筆は単なる装飾という概念よりも、何らかの共通性や当時のその文字に対する使用用途などの条件に沿って使用されているのではないかと推察できた。
  鹿倉壮史
  単著   『大東書学』第20号記念号   大東文化大学書道学会   (20),53-69頁   2020/03


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