メシツカ ユウスケ
  飯塚 裕介   社会学部 社会学科   准教授
■ 標題
  地域情報誌の掲載情報に基づいた団地内非住居系施設の時空間分布に関する分析 東京都板橋区高島平団地を対象としたケーススタディ
■ 概要
  本研究では地域情報誌の掲載情報を元に住宅団地やその周辺地域における市民生活の変化を読み解く分析を行った。ケーススタディとして東京都板橋区の高島平団地を対象に,当該団地の建設当初から発行されている地域情報誌の掲載内容を元に,非住居系施設の種類別の施設数変化を調べたところ,施設数全体は大きく変動していないものの,業種別に見ると小売店やサービス業の施設は減少し,医療・健康関連施設は増加する傾向にあることが分かった。このうち小売店の減少は飲食店の減少によるところが大きく,医療・健康関連施設の増加は鍼灸・接骨,介護・看護の増加に因るところが大きかった。空間分布の分析からは高島平駅前以外の地域では,食料品店から飲食店や医療・健康関連施設への用途転用が進んでいる可能性が示唆された。
(掲載URL:http://www.cpij.or.jp/com/ac/report/2017.html)

  ◎飯塚裕介
  単著   都市計画報告集   公益社団法人日本都市計画学会   (16),235-239頁   2017/09


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.