ヤマネ ユウイチロウ
  山根 雄一郎   法学部 政治学科   教授
■ 標題
  ドイツ観念論の対岸にて―カントの「根源的獲得」論の行方―
■ 概要
  「私たちにとってのドイツ観念論」を副題とする「ドイツ近世哲学」特集誌への寄稿。拙論では、認識論の局面での「根源的獲得」という説明方式へのカントの注目が1790年代に持続した事実を踏まえ、そこに底流する批判哲学的な問題関心が、同時期になお影響力を保ったとみられるヴォルフ(派)哲学を基盤とする思考空間ではいかに受け止められ得たかについて、考察した。なお46頁注4「第九章」は「第八章」、47頁注15「Stuttgart」は「Stuttgart-Bad Cannstatt」が、それぞれ正。
  単著   『理想』700記念号   理想社   37-48頁   2018/03


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