イジマ ユカ
  井島 由佳   社会学部 社会学科   講師
■ 標題
  大学生のマンガを読む行動とマンガから影響を受けたことの一考察
■ 概要
  本稿の目的は、現代における「マンガからの影響」について、マンガを読む機会が比較的に多いと考えられる大学生を対象とし、マンガを読む行動に媒体の変化があるのかについて検討し、且つ、マンガから受ける影響について一考することであった。
本稿では、2つの調査を行った。1つは、マンガを読む行動についてWEB上でアンケートを行い、コミック版を購入して読む学生は多数を占め、電子書籍マンガを購入する学生は少なかった。このことから、学生の多くはマンガを読む媒体に変化はない結果となった。 2つ目は、マンガから受けた影響について、 好きなマンガと人生や生活に影響を受けたことを記述してもらう調査を行い、 記述内容をKJ法によりカテゴリー分類を行った結果、自己実現・負の側面への理解・人間関係・情動・きっかけ・学び・その他の7つのカテゴリーに分類された。その全てがポジティブな影響を表しており、マンガは生きることに良い影響を与えていることが示唆された。

  単著   大東文化大学社会学研究所紀要1巻   大東文化大学社会学研究所   1,47-58頁   2020/03


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