チョウ キキン
  趙 葵欣   外国語学部 中国語学科   准教授
■ 標題
  漢語方言“什麼”類疑問詞列舉用法的類型與分布
■ 概要
  趙葵欣(2020a)の研究により事物をたずねる疑問詞を用いる列挙表現が、英語や日本語と比べ、Mandarinでは特によく使われることが分かった。本論は現代中国語方言に視線を向け、フィールドワーク及びアンケート調査のデータに基ついて、81種類の中国語方言におけるwhat類疑問詞を用いる列挙表現のタイプと分布を考察した。現代中国語方言ではwhat類疑問詞を用いる列挙用法が幅広い範囲で使用され、その中40%の方言は疑問詞を列挙項目の前に置く前置型と、疑問詞を列挙項目の後に置く後置型の両者が用いられ、1つのタイプしかない方言では前置タイプが後置タイプよりよく使われる。また官話グループは他の方言より疑問詞を用いる列挙表現をより使い、南方になるほどこのような表現は少なくなる傾向があると結論を得た。
https://books.google.co.jp/books/about?id=DR5oEAAAQBAJ

  単著   中国言語文化学研究   大東文化大学大学院外国語学研究科   (11),55-68頁   2022/03


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