チョウ キキン
  趙 葵欣   外国語学部 中国語学科   教授
■ 標題
  现代汉语“什么A、B……”列举用法来源考——“什么”从反诘到列举的语法化
■ 概要
  現代中国語における事物を尋ねる疑問詞“什么”は列挙項目の前に置き、“什么A、B……”の形で例示性列挙を表す。本論文はこの用法を通時的に考察し、以下の結論を提示した:①“什么A、B……”の列挙用法は明代から見られ、清代を経て独立した列挙表現へと成熟した。②この列挙表現は“什么”が文法化された結果と見られ、文法化経路は内部分離と外部拡張の二つがある。③列挙表現にある“什么”の文法化は反語である“什么X不X”の表現から発生し、文法化のメカニズムは再分析である。
  単著   中国言語文化学研究   大東文化大学大学院外国語学研究科   9,105-114頁   2020/03


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