サトウ ユウイチ
  佐藤 勇一   社会学部 社会学科   准教授
■ 標題
  作動する思索――メルロ=ポンティにおける哲学とその外部
■ 概要
  メルロ=ポンティは、哲学以外のテキストの解釈を通じて、哲学史を「詩作」として解釈し、それに思索者として参加していた。本稿の目的は、メルロ=ポンティの「作動する思索」を明らかにすることにあった。第一部は哲学と心理学の関係、第二部は哲学とキリスト教の関係、第三部は哲学と芸術作品の関係から、現代の哲学以外のテキストの読解を通じて、古典的哲学以来の「存在」「自然」「人間」といったテーマを現代において捉え直そうとしていた「作動する思索」を浮き彫りにした。
  単著   学位論文(立命館大学)      2005/03


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