サトウ ユウイチ
  佐藤 勇一   社会学部 社会学科   准教授
■ 標題
  呪われた哲学者――ベルクソンの禁書目録登録とメルロ=ポンティ
■ 概要
  「生成するベルクソン」で、メルロ=ポンティはベルクソンを「呪われた哲学者」と呼ぶ。本稿は、その時に彼の脳裏にあったベルクソンの著作の禁書目録登録という事件を、彼がどのように解釈したのかを論じた。彼は、この事件をベルクソン個人の試練としてではなく、ベルクソンを解釈する者たちをも巻き込む試練であるとみなす。ベルクソンは、探求する彼の姿を捉えられない解釈者に囲まれた「呪われた」状況に置かれていた。
  単著   立命館哲学   立命館哲学会編   (16),87-108頁   2005/03


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