サトウ ユウイチ
  佐藤 勇一   社会学部 社会学科   准教授
■ 標題
  メルロ=ポンティにおける真のキリスト教と無神論――シェーラー、マルブランシュ、マリタン――
■ 概要
  本稿では、メルロ=ポンティが「真のキリスト教」に言及するが信心家ではなく、主著の背後にはキリスト教の問題があり、彼が無神論を批判する者を批判するが無神論的人間主義者ではないのは、シェーラーやマルブランシュ、マリタンといったカトリック系の思想家が、知覚された世界や歴史の偶然性をどれほど明らかにしたかに応じて、メルロ=ポンティが彼らに近づいたり、遠ざかったりしているからだということを明らかにした。
  単著   倫理学研究   (38),123-134頁   2008/04


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