サトウ ユウイチ
  佐藤 勇一   社会学部 社会学科   准教授
■ 標題
  出来た作品と完成した作品 : ボードレール、マルロー、メルロ=ポンティ
■ 概要
  「出来た作品 は、必ずしも完成したわけではなかったし、完成した作品〔=仕上げられた作品〕は必ずしも出来たものではなかった。」
この印象的な一文は、ボードレールが書き記したものであるが、マルロー、メルロ=ポンティによって引用されたという来歴を持っている。本稿はこの含蓄深い一文の持っている意味の襞を開き、メルロ=ポンティによる絵画の歴史に関する考察を取り出し、そこに彼の哲学の特徴を見たものである。

  単著   立命館文學   立命館大学人文学会編   (625),1104-1114頁   2012/02


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