サトウ ユウイチ
  佐藤 勇一   社会学部 社会学科   准教授
■ 標題
  視覚の狂気と眼差しの帝国――メルロ=ポンティとジェイにおけるケプラーとデカルト
■ 概要
  本稿の第一部では、近代における視覚の幾何学化とこれに対するメルロ=ポンティの批判を、デカルト、ケプラーの光学理論とメルロ=ポンティの絵画論から明らかにした。第二部では、現代の反視覚中心主義について論じるジェイが、近代の視覚体制の多様さと反視覚中心主義における視覚の力を取り出していることを、ジェイのフーコー論から明らかにした。そして、メルロ=ポンティとジェイの理論の間文化現象学における意義を考察した。
  単著   (108),65-91頁   2016/03


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