サトウ ユウイチ
  佐藤 勇一   社会学部 社会学科   准教授
■ 標題
  ミシェル・アンリ哲学における宗教思想家としてのカフカ
■ 概要
  哲学と文学がともに真理に関わると考えていたアンリにとって、真理探究の道は、生命の木のもとで安らう不滅のものという真理と、認識の木の実を食べて真理から逸れてしまう経験として、カフカのアフォリズムの内に読みとることが可能であった。アンリは、ヨハネ福音書、およびフィヒテを参照しつつ、カフカを宗教思想家として考察し、カフカとともに、真理そのものであるイエス、真理への道、あるいは、門であるイエスを考察した。
  単著   ミシェル・アンリ研究   日本ミシェル・アンリ哲学会編   (6),111-132頁   2016/06


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