ホテイ マサキ
  布袋 正樹   経済学部 現代経済学科   准教授
■ 標題
  日本企業の海外子会社からの利益送金―本社の配当政策からみた分析―
■ 概要
  日本では、海外子会社からの配当送金に高い法人税が課されるにもかかわらず、本社に配当を送金する海外子会社が存在している(配当パズル)。このパズルの説明として、本社の配当政策の影響が考えられる。日本では、制度上、単独ベースの配当可能利益を上限として配当を支払うことが求められており、安定配当を目標とする日本企業は、配当原資が不足するとき、海外子会社から配当送金を求めることが予想される。本論文では、海外子会社とその本社のデータを用いて分析を行い、上記の仮説を支持する結果を示した。
  田近栄治、布袋正樹
  共著   経済分析   (182),1-24頁   2009/07


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