ホテイ マサキ
  布袋 正樹   経済学部 現代経済学科   准教授
■ 標題
  日本の法人税改革―課税の実態と改革の道筋
■ 概要
  本論文では、日本の法人税率、法人税収、赤字法人の実態などの基礎的事実や、法人実効税率(法人税額/企業利益)と法定税率の差がいかなる要因で生じているのか、地方法人課税の負担など、日本の法人税の実態を示したうえで、日本の法人税改革の道筋を述べている。日本の法人税改革の道筋とは、中小法人から家族従業員への所得移転の抑制や、加速減価償却や研究開発減税の見直しを行い法人税の課税ベースを広げたうえで、代替財源を確保しつつ地方法人税を廃止することで日本の法人税率を引き下げることである。
  田近栄治、布袋正樹
  共著   税制抜本改革と実現後の経済・社会の姿   21世紀政策研究所   25-46頁   2010/03


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