ホテイ マサキ
  布袋 正樹   経済学部 現代経済学科   准教授
■ 標題
  Junghum Kim「韓国の財政改革の問題──日本の経験から学ぶべき教訓とは?」
■ 概要
  本論文では、韓国と日本の財政環境を概観し、韓国の財政における問題と日本の経験から導かれた教訓を述べている。2005年現在、韓国の高齢者人口の割合は日本よりも低いが、2050年頃までには日本と同じ水準まで高齢化し、GDP成長率が低下するとともに社会保護支出が拡大することが予想される。他方で、1998年の金融危機以来、政府債務が急速に増加している。日本の財政政策の経験から導かれた教訓は、税の免除や控除を景気刺激策として用いないこと、社会保障支出の増加を制御することである。
  単著   財政研究   4,103-113頁   2008/10


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.