ホテイ マサキ
  布袋 正樹   経済学部 現代経済学科   准教授
■ 標題
  外部資金制約と大規模投資(投資スパイク)のタイミング
■ 概要
  【External Finance Constraints and the Timing of Investment Spikesの日本語版】本論文では、非上場企業を含む企業レベルの四半期データを用いて、投資スパイクのハザードレート(前回の投資スパイクからの経過時間の関数として、新たな投資スパイクを行う確率を表したもの)を推計し、外部資金調達制約の有無がハザードレートにどう影響しているかを検証した。この結果、外部資金依存度が高い産業に属する企業、有形固定資産比率が低い産業に属する企業、および、キャッシュフローに比して債務残高が大きい企業は、それ以外の企業と比べて、ハザードレートが低いことが明らかになった。これは、外部資金制約が投資スパイクのタイミングを遅らせることを示唆している。
  細野薫、布袋正樹、梅崎知恵
  共著   フィナンシャル・レビュー   (112),122-156頁   2013/01


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