グンジ ヒロシ
  郡司 大志   経済学部 現代経済学科   教授
■ 標題
  日本における税収弾性値の推定
■ 概要
  本稿では、平均限界税率データを用いて1963~2011年の税収弾性値を推定する。多くの先行研究では期間平均を推定するだけであったが、本稿の方法では年ごとの推定が可能である。推定の結果、労働所得についても資本所得についても税収弾性値は1をやや上回る一方、社会保障税を含む労働所得では税収弾性値は1より低いことが明らかとなった。このように税収弾性値が1より大きくなったり小さくなったりする性質は、様々な税制によることを示した。
  郡司大志・平賀一希・宮﨑憲治
  共著   日本経済研究   日本経済研究センター   77,89-108頁   2019/06


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