ナカムラ セイジ
  中村 清二   文学部 教育学科   准教授
■ 標題
  闘技的な公共圏を基礎にした民主的集団形成の方法について――シャンタル・ムフの民主主義思想を手がかりに
■ 概要
  教育方法学を構成する生活指導論においては、これまでも民主的集団形成の方法が論じられてきたが、実はその集団の発展の契機については未解明であった。本稿は、民主主義の発展にとって対立を本質的だとするシャンタル・ムフの民主主義理論を分析することで、民主的集団形成の発展にとって対立が不可欠であることを明らかにした。すなわち、民主的主体形成の教育方法にとって、学校生活での児童生徒間の対話における対立が重要な意味を持つことが明らかになった。
  単著   『生活指導研究』   30,121-131頁   2013/09


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