ナカムラ セイジ
  中村 清二   文学部 教育学科   准教授
■ 標題
  城丸章夫の「総合学習」批判の一考察―90年代の「領域化」論に着目して―
■ 概要
  総合学習が、70年代に論争的に扱われたのち、90年代になると、その論争の総括を踏まえて改めて総合学習をめぐる所論が登場する。代表的なものに、田中耕治(1999)と梅原利夫(1990)らの「領域化」の立場があり、またそれに批判的な子安(1999)の立場がある。しかし、両者の立場を比較検討した研究は管見の限り見当たらない。そこでこの違いを手がかりに、改めて総合学習論の何が論点なのか、特に、70年代の論争の一端を担った城丸の批判論における「総合化」概念を明らかにして、90年代の諸論を整理したい。
  単著   大東文化大学教育学研究紀要   13   2022/08


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