ナカムラ セイジ
  中村 清二   文学部 教育学科   准教授
■ 標題
  子どもの声と感染症パンデミック下の学力形成
■ 概要
  感染症パンデミックと突然の一斉休校によって学校は混乱に陥った。3ヶ月の休校を経て再開した学校を待っていたのは、遅れを取り戻すための「授業時数確保」であった。それは、特別活動など教科外領域の取り止め・縮小をもたらした。なぜ特別活動ばかりが縮小の対象となったのか。これは特別活動の軽視を示しているのではないか。しかし、城丸章夫の教育課程論を踏まえると、特別活動は縮小されるのもやむを得ない学校の「脇役」ではない。教科に比肩する重要な領域である。学力保障を口にするならば、特別活動の遅れも取り戻されなければならない。
  単著   人間と教育   旬報社   (109),82-89頁   2021/03


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