ナカムラ セイジ
  中村 清二   文学部 教育学科   准教授
■ 標題
  国家と市民の関係の道徳教育の可能性:概念メタファーによる家族と国家の無意識的な結びつきを手掛かりに
■ 概要
  道徳科においても、平和で民主的な市民の形成はその目的とされなければならない。ところが、民主的な道徳性の教育については、近年の理論的進展はなく、最新の知見に基づく解明が求められている。本稿は、脳科学や言語理論を含む認知科学の成果を参照し、民主的な道徳性の解明に取り組んだ。結論は、最新の認知科学の知見によれば、国家と市民の関係の認知は家族関係のモデルによってもたらされており、教育現場ではその民主的なモデルを学習者に捉えさせることがカギとなる、ということである。
  単著   『日本教育方法学会第18回研究集会報告書』   日本教育方法学会   28-35頁   2015/10


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