カメザワ タカユキ 亀澤 孝幸 文学部 中国文学科 講師 |
■ 標題 文と書:中国書字思想の探究 |
■ 概要 近代以前の中国において、「書」は文学や絵画と並ぶ最高の芸術とみなされていた。文字をつかさどることは世界の統治と同等の意味を有し、この根源的な政治性とあいまって、文字や言葉を記す「書」は中国文化における重要な地位を占めるに至った。書論のみならず文字学、言語哲学、文学論、画論など文字や書くことに関する諸種のテクストを相互に接続、交差させることで、「文字を書くこと」に関する思想―書字思想の体系を明らかにする。近代以降に形成された造形芸術としての片面的な評価を改め、「書字」という人間の普遍的な営みから「書」の意義を捉えかえす。 亀澤孝幸 単著 勉誠出版 2023/03 |
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